「デッドエンドの思い出」:復活!よしもとばなな
2003年 11月 12日
これまで書いた自分の作品の中で、いちばん好きです。
これが書けたので、小説家になってよかったと思いました。
--よしもとばなな
・・・な~んて帯に書いてるんだよ!この作品はなかなかだよ!などと、東京にいる友達からメールが。彼がなかなかというからには、きっと私も好きに違いない、う~、読みたいと思いつつ、パリの日本語書籍屋さんの値段に圧倒され(基本的に日本の定価の2倍)、最初の数ページをパラパラっと未練がましく読み、ため息をついて断念。活字中毒者の外国暮らしは結構きついです。
で、すっかりこの本のことは忘れてた今日この頃。
日本人の友人に「カレーを食べに来ない?」と誘われ、彼女の自宅にお邪魔しました。な、な、な、なんと彼女の本棚に!「デッドエンドの思い出」が!!
私「あれ、これどうしたの?」(何気ない風を装っている)
彼女「あ、本屋さんに勤めている日本の友達が送ってくれたの」
私「へ~~~~、いいな~~~~」
彼女「よかったら、持って行っていいよ。私もう読んじゃったし」
待ってました!そのお言葉(涙)
5つの短編が入っているので、ひとつずつ大事に読みました。速読ができるので普段は、ばばばばばっと読んでしまうのですが、大事な日本語の本。しかも、よしもとばななの新刊ときたら!
感想は、「よしもとばなな、復活したな」。一時期、あらら、あっち側の世界に行ってしまったのね~という感じの時があり、それでも新刊が出るたびに読んでいたのですが、いつも感想は「・・・・こんなんだっけ?」。でも、「デッドエンドの思い出」は、私が好きだった頃の彼女(「キッチン」「TSUGUMI」「白川夜船」など)がもどってきた感じ。堪能しました!!
カレーを作ってくれて本も貸してくれた彼女。ありがと~~~。今度、お返しに村上春樹著「海辺のカフカ」(上・下)を持っていきますね。
ちなみに、よしもとばななさんも村上春樹さんも、フランス語版、かなり出ています。特に村上春樹さんはヨーロッパで大人気。スウェーデン人の友達で、偶然かもしれませんが、ハルキファンの人、多いです。でも、残念ながらスウェーデン語にはなっていないそうで、みんな英語かフランス語で読んでいるみたい。日本人の作家が書いた小説を英語/仏語で読むスウェーデン人・・・。ややこしい(笑)
写真は、しつこくブリュッセルのもの。小物がかわいいショーウィンドウをパチリ。
これが書けたので、小説家になってよかったと思いました。
--よしもとばなな
・・・な~んて帯に書いてるんだよ!この作品はなかなかだよ!などと、東京にいる友達からメールが。彼がなかなかというからには、きっと私も好きに違いない、う~、読みたいと思いつつ、パリの日本語書籍屋さんの値段に圧倒され(基本的に日本の定価の2倍)、最初の数ページをパラパラっと未練がましく読み、ため息をついて断念。活字中毒者の外国暮らしは結構きついです。
で、すっかりこの本のことは忘れてた今日この頃。
日本人の友人に「カレーを食べに来ない?」と誘われ、彼女の自宅にお邪魔しました。な、な、な、なんと彼女の本棚に!「デッドエンドの思い出」が!!
私「あれ、これどうしたの?」(何気ない風を装っている)
彼女「あ、本屋さんに勤めている日本の友達が送ってくれたの」
私「へ~~~~、いいな~~~~」
彼女「よかったら、持って行っていいよ。私もう読んじゃったし」
待ってました!そのお言葉(涙)
5つの短編が入っているので、ひとつずつ大事に読みました。速読ができるので普段は、ばばばばばっと読んでしまうのですが、大事な日本語の本。しかも、よしもとばななの新刊ときたら!
感想は、「よしもとばなな、復活したな」。一時期、あらら、あっち側の世界に行ってしまったのね~という感じの時があり、それでも新刊が出るたびに読んでいたのですが、いつも感想は「・・・・こんなんだっけ?」。でも、「デッドエンドの思い出」は、私が好きだった頃の彼女(「キッチン」「TSUGUMI」「白川夜船」など)がもどってきた感じ。堪能しました!!
カレーを作ってくれて本も貸してくれた彼女。ありがと~~~。今度、お返しに村上春樹著「海辺のカフカ」(上・下)を持っていきますね。
ちなみに、よしもとばななさんも村上春樹さんも、フランス語版、かなり出ています。特に村上春樹さんはヨーロッパで大人気。スウェーデン人の友達で、偶然かもしれませんが、ハルキファンの人、多いです。でも、残念ながらスウェーデン語にはなっていないそうで、みんな英語かフランス語で読んでいるみたい。日本人の作家が書いた小説を英語/仏語で読むスウェーデン人・・・。ややこしい(笑)
写真は、しつこくブリュッセルのもの。小物がかわいいショーウィンドウをパチリ。
by mcyst
| 2003-11-12 14:42