robinです(学生時代からのリアルニックネームです。由来は「がんばれ!ロボコン」)。某配給会社で洋画の買い付けをしています。しばらくBlogはお休みします。


by mcyst
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

カテゴリ:本( 1 )

お気に入りの本。

b0074127_23334441.jpg

第130回直木賞選考委員会が開催され、京極夏彦さんの「後巷説百物語」と、江國香織さんの「号泣する準備はできていた」が、受賞作に決まったそうです。

おめでとうございます

江國香織さんの作品には、個人的に思い入れが深く、今回の受賞は嬉しさとともに、これで、どんどん遠い人(もとから遠いけど)になってしまうのね~という一抹の寂しさもぬぐえません。イギリス時代には、「ホリー・ガーデン」と「きらきらひかる」を、落ち込んだ時のお助け本として、日本から持ってきていました。当時、かたくなに日本語を拒んでいた私は、この2冊しか日本語の本を持っておらず、また本当にがっくり落ち込んだ時だけしか開かないと頑固に決めていたので、自分に「読んでいいぞ~」とOKを出し、ページをめくるあの至福のひと時・・・。「ま、いいか」を身につけた大人になってから来たフランスでは、あまり気負うことなく日本語と接しているのですが、それでも、彼女の本(フランスには「薔薇の木枇杷の木檸檬の木」をもって来ています)を開くときの、あの特別な感覚は何物にも変えがたいです。

よしもとばななさんや村上春樹さんのように、江國香織さんの作品も、フランス語版が出ないかな・・・。あの柔らかいようでどこか狂気めいたものも感じさせる独特の世界観は、フランス人にもすんなり受け入れられると思います。
[PR]
by mcyst | 2004-01-15 23:33 |