人気ブログランキング | 話題のタグを見る

robinです(学生時代からのリアルニックネームです。由来は「がんばれ!ロボコン」)。某配給会社で洋画の買い付けをしています。しばらくBlogはお休みします。


by mcyst
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

ZATOICHI:タケシがパリにやってきた!後日談。

さて、「北野監督来仏フィーバー」に後日談が。

昨夜、家にたどり着いて、寝る支度をしていたら、携帯にショートメールが入った。

北野ファンの友人「あれからすごいことがあった!起きてたら電話するから、教えて」

関係ないですけど、この「電話するから教えて」というところに、実は内心感心しました。「起きてたら電話して」ってさらっと言っちゃうところを、

「話したいのは自分の方なのに、電話をわざわざかけさせるのは忍びないので、ショートメールで起きているか教えてくれ」

と、細かい配慮ができる人って、いるようでなかなかいないと思うのです。う~ん、若干22歳の彼。感心、感心。このまま真っ直ぐ育って欲しいものです。

でも、まあ面倒なので、直電しました。

で、何が起こったかというと。

なんと、北野監督の泊まっていらっしゃるホテルに、100万分の1の可能性にかけて行ってみたら、入った瞬間にロビーの真ん中に監督がいた、とのこと。周りに一緒にいたスタッフの方々もとても親切で、いきなり声をかけたにもかかわらず、警戒せずに、ニコニコと一生懸命に監督に話しかける彼らを見守ってくれたらしいです。で、「Dolls」の衣装デザインをされた、ヨージ・ヤマモト氏もその場にいたそうな。

いや~~~~~、世の中、願っていればかなうんですね!!!

友人は、監督にサインをもらい(ちなみに、そんなこともあろうかと、「その男、凶暴につき」の仏版プレスを持っていっていたらしい)、写真を一緒に撮り、握手を交わし、のフルコースを堪能。が、最後に監督に「ありがとうございました」と言ったところ、監督が、深く頭を下げて、「いやぁ、こちらこそありがとう!」と言ったことに、友人は驚愕したらしい。で、いまだにその監督の行動が理解できない、とのこと。なぜなら、

1.押しかけて行ったのは自分で、むしろ迷惑なはず。
2.彼は「世界のキタノ」で、自分はただの一学生にすぎない。
3.会釈ならまだしもあんなに深々と頭を下げるなんてすごすぎる。

だからだそうなのですが、私には素直に、北野監督の気持ちが理解できる(ちなみに、私の母にも話したところ、彼女も理解できる、とのこと)のですが。異国の地で、こんなに熱心なファンに会ったら、素直に「ありがとう!」って言葉が出るのは、イベントの様子から推測される北野監督の人柄からすると、至極納得の行く言動だと、私には思われます。

が、別の仏人の友人に話したところ、その彼も「理解できない」とのこと。

???これって、文化の違い?そんなことないと思うけど。


北野監督は、フランスでは「キタノ」と苗字で呼ばれています。日本では圧倒的に「たけし」と呼ぶことが多いですよね。「たけちゃんマン」とか「たけしくん ハイ!」の印象からですかね。仏人と彼について話すときは、「キタノ」と言うようにしているのですが、たまに気を抜くと「タケシ」に、やっぱりなってしまいます。しつこいようですが、たけちゃんマン世代なもので。
ZATOICHI:タケシがパリにやってきた!後日談。_b0074127_0545158.jpg

by mcyst | 2003-10-15 00:54